直木賞『熱源』

今回の直木賞は樺太が主な舞台。

冬に読んだからか、登場人物が皆思慮深いからか、「熱」というより「冷」を感じます。

登場人物の中で、主人公が次々に変わっていくので、短編を読んでいるようで読みやすい。

色んなジャンルの有名人が関わり合っていて、作り話のようだが、史実に基づいているというのが驚きでした。

 

沖縄が舞台である、前々回の直木賞『宝島』と共通点もあると思います。

ものの見方、考え方、経験、置かれた立場によって、感じ方は人それぞれ。

そのギャップを埋めるのは想像力じゃないでしょうか。

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